イベント情報
この講座ではローカルSDGsリーダーを養成します。
ローカルSDGsリーダーとは、持続可能な社会を創るため、地域の資源や課題、現状を理解し、多様な人たちと共に、地域の活動や事業を創造する人材のこと。また、環境の観点だけでなく、福祉(社会)や経済の継続性も考え、地域経済の循環や人々の暮らしも考えた事業の構築やサポート、アドバイスをできる人。そして、長期的にプロとしてその知識や能力を地域や社会に還元していこうと考えている人です。
今の社会が求めるローカルSDGsリーダーになるためのスキルやノウハウが短期集中で学ぶことができます。
また、講座で学ぶだけでなく、やりたいことの実現に向けたサポートとしての個別相談や 修了後 必要な方は活動場所の紹介や活動のフォローアップも受けることができます。
◆本講座の特長◆
地域のSDGsリーダーとして必要な知識やスキルを、動画視聴と2日間の対面での実践講座(計約9時間)のカリキュラムで学び、地域の課題解決を担うリーダーとして活躍できる人材を目指します。
虫の目コースは地域を虫の目で把握するため、地域の人の声を聞いて、地域の資源や課題、ステイクホルダー(地域関係者)の洗い出しができる力をつけます。地域の人の声を聞く意義から始まり、ヒアリングの手法やヒアリングしたことをどう整理し課題解決につなげるのかを、理論と実践の両方から学び、そのスキルを身につけます。
◎こんな人におすすめ◎
・地域課題の解決に取り組む方、新たに取り組みたい方
・地域課題の解決に取り組む方をサポートしたい方
・地域の資源を引き出した事業の立ち上げから継続的な仕組みづくりまでを学びたい方
・地域でネットワークを作り、地域活性化や事業推進を図りたい方
・地域で新しいビジネスを始めたいが何から手を付けていいか分からない方 など
◆本講座で取り扱うテーマ◆
共通講座1「大きな歴史から読み解く地域社会の構造と社会課題とのつながり」(動画)
共通講座2「地域を視点に考える経済循環と地域資源、内発的発展」(動画)
共通講義3「ローカルSDGsリーダーの心構えと役回り」(動画)
虫の目コース
理論「地域の声を聞くためのヒアリングの意義と方法」(動画)
実践1「ヒアリングの実践」
実践2「ヒアリングの整理と活用法」
◆ローカルSDGsリーダー養成講座全体のポイント◆
1.社会課題を解決するコーディネーターとして、現在の社会構造の背景からしっかり学べます(共通講座)
地域を見る目線として、現在の地域のなりたち、歴史、経済的な背景から学ぶことで、地域の資源や課題を掛け合わせたプロジェクトやビジネスにおいて、何が必要かを考え、地域の持続可能性を引き出すことができます。
2.虫の目コース以外にも、ローカルSDGsリーダー養成講座では、下記のコースを開講します
全てのコースで理論と実践を行うことで、ローカルSDGsリーダーに必要なスキルを習得します。
鳥の目コース(地域をデータで把握するデータサイエンス)
さかなの目コース(地図を活用した地域情報の見える化)2022年度開校
事業組み立てコース(事業の創造と評価)
住民主体コース(合意形成、ファシリテーション)
資金調達コース(地域経済循環とファンドレイジング)
3.動画視聴を取り入れることで、好きな時間、好きな場所で学ぶことができます
共通講座及び理論は動画視聴により、忙しい人でも講座に参加できるようにしています。さらに視聴のみでは、学びにくいため、動画視聴と共に課題(宿題)を提出することで学びを促します。また、各コースの講師には実践時に対面で、共通講座はレポートのやり取りで理解が難しかったところの質問やコメントをもらうことができるようになっています。
4.受講生に応じたフォローアップを行います
受講開始前から受講後までの間に、受講生の都合に応じた個別相談(約30分×2回)を受けることができます。団体や地域の伴走支援を行ってきたエコネット近畿のスタッフが、メンターとして各受講生に合わせて講座の活かし方を一緒に考えます。受講後に必要な方には、活動地域や団体の紹介やプロジェクト等の伴走支援を行うこともできます。
◆カリキュラム◆
・開講オリエンテーション(録画視聴)
<共通講座>
1「大きな歴史から読み解く地域社会の構造と社会課題とのつながり」(録画視聴)
・南北問題の起源
・植民地支配の変遷
・グローバリズムの進展
・グローバリズムと地域社会
2「地域経済循環の再構築」(動画視聴)
・地域資源
・資本主義経済システムは 地域をどのように扱ってきた?
・地域を視点に考える経済循環 ~行き過ぎた資本主義から片足を外すには~
3「ローカルSDGsリーダーの心構えと役回り」(録画視聴)
・ローカルSDGsリーダーの「役回り」
・歴史や構造的な問題と地域の持続可能性とのつながり
・ローカルSDGsリーダーの心構え
・チェンジエージェントになろう
<虫の目コース>
理論「地域の声を聞くためのヒアリングの意義と方法」(録画視聴)
・なぜ地域の声を聞く必要があるのか
・ヒアリングのための心構え
・インタビュアーである自分を知る
・ヒアリングをするときの注意点とポイント
・ステイクホルダーの把握
・ヒアリングの整理の仕方
・ヒアリングの活用方法
●実践1 2023年3月12日(日)13時30分~16時(30分放課後タイム有)
「ヒアリングの実践」
・ヒアリングの実践
・ヒアリングの発表
・ヒアリングの振り返り
●実践2 2023年3月19日(日)13時30分~16時(30分放課後タイム有)
「ヒアリングの整理と活用法」
・ヒアリングの整理、分析の実践
・ヒアリングの見える化
・ヒアリングを地域活動につなげる方法・事例紹介
※カリキュラムの内容は、予告なく変更になる場合があります。
◆講師プロフィール◆
<虫の目コース>
永橋 爲介氏 立命館大学産業社会学部 教授
京都大学大学院農学研究科修了 博士(農学)。カリフォルニア大学バークレー校客員研究員等を経て、2008年より現職。市民参加による環境基本計画策定コーディネーターや各自治体有識者委員等、「きく(聞く、聴く、訊く)力」、「眺める力」、「表現する力」の「3つの力」を駆使し、市民・行政・企業・NGO/NPO のパートナーシップによる持続可能な環境まちづくりの方法論の探求とその実践に尽力。
<共通講座>
神田 浩史氏
京都市生まれ。噺屋。大学を卒業後、開発コンサルタント 企業で日本のODAによる農業開 発事業に関わる。退職後、NGOをベースに東南アジ アの農山漁村の調査やODA政策 のアドボカシー活動を展開する。 現在は、岐阜県垂井町に在住し、 揖斐川流域の循環型社会の再構 築を目指して(「穏豊社会」)、 NPO法人泉京・垂井で数々の事業を展開している。
菊本 舞氏 岐阜協立大学経済学部 准教授
金沢大学大学院社会環境科学研究科修了 博士(経済学)。金沢大学地域経済情報センター コーディネーター。岐阜経済大学地域連携推進センター コーディネーター等を経て、2011年より現職。専門は地域政策論。大垣市まちづくり市民活動育成支援推進委員会 委員長、NPO法人泉京・垂井 理事 等をつとめる
尾山 優子氏 (一社)環境パートナーシップ会議 理事・事務局長
財団法人、CSRコンサルティング会社勤務を経て 2014年からEPC。2017年4月より現職。 内閣府認定地域活性化伝道師。 これまで、SDGsを活用した環境課題と社会課題を同時解 決するための民間活動支援事業、環境で地方を元気にする 地域循環共生圏づくりプラットフォーム事業を担い、環境 NPOの活動を支援。このほか公害資料館ネットワーク幹事。
◆開催日(全2日間+録画視聴)◆
2023年3月12日(日) 13:30~16:00 (放課後タイム30分 ~16:30)
2023年3月19日(日) 13:30~16:00 (放課後タイム30分 ~16:30)
※時間が許す方は放課後タイムもお楽しみください
※全2日間+録画視聴とで一つのカリキュラムになります。
◆開催場所◆
NPO法人エコネット近畿会議室(大阪市北区天神橋2丁目北1-14サンプラザ南森町401)
※大阪メトロ「南森町」駅、JR東西線「大阪天満宮」より徒歩3分
◆定員◆
10名
◆参加費◆
一般 ¥30,000
エコネット近畿会員 ¥27,000
2コース受講(一般)¥50,000
2コース受講(会員)¥45,000
3コース受講(一般)¥80,000
◆申込締切◆
2023年3月8日(水) 15:00
※Peatixからお申し込みください。
Peatixは「チケット情報」または下記URLからご覧いただけます。
https://localsdgs.peatix.com/
◆ローカルSDGsリーダー受講生の声◆
・具体的なケーススタディがあり理解が深まった。(匿名)
・例題を用いて、順序だてて説明してくださったので、理解が進んだ。(市民団体)
・講師の方自身の経験が反映されていたから、活用の仕方がよくわかった。(企業)
※この講座は様々な分野の市民団体・企業・自治体・地域おこし協力隊・JICA海外協力隊・フリーランスの方々を対象にしています。
団体名称 | 特定非営利活動法人 近畿環境市民活動相互支援センター(NPO法人エコネット近畿) |
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連絡先 |
〒530-0041
大阪市北区天神橋2丁目北1-14 サンプラザ南森町(旧天二ビル)401 電話番号06-6881-1133 FAX番号:06-6949-8288 |
ホームページ | https://econetkinki.org/ |