助成金情報
この助成事業は、コロナ禍の長期的影響等により深刻化・長期化した生活困窮や社会的孤立状態等、国内に在住し、さまざまな困難の状況にある外国にルーツがある人々を支援する活動を、資金面から応援することを目的として実施します。
第4回助成では、今後ますます重要とされる外国にルーツがある人々への支援活動の広がりや発展に寄与するための活動として、外国にルーツがある人々を支援する団体の支援力向上やネットワーキングを目的とした活動と、国内に在住する外国ルーツの人たちが直面している課題や支援手法など調査研究する活動を新たに対象に加えます。
【助成対象団体】
○コロナ禍の長期的影響等において、国内に在住し、生活困窮などのさまざまな困難の状況にある外国にルーツがある人々を支援する活動を展開する非営利団体を対象とします。
〇複数の団体が連携・協働して実施する活動(コンソーシアム)も対象とします。その場合は、代表団体(助成手続きを行う団体)を1団体選定のうえご応募ください。
○助成プログラム④は、外国にルーツがある人々を支援する活動を展開する非営利団体による応募を助成対象といたします。研究者個人や研究者が所属する研究機関からの応募は助成対象となりません。
○法人格の有無は問いませんが、応募時点で1年以上団体としての活動(事業)実績があり、必要書類6点を提出できることを要件とします。なお、これまでの活動(事業)実績は、外国にルーツがある方に対する支援活動以外の活動(事業)を含めてかまいません。
【助成プログラム】
①生活等支援プログラム
コロナ禍の長期的影響等により深刻化・長期化する生活困窮や社会的孤立などの困難な状況にある外国にルーツがある人々を支援する活動。
<主な支援活動の例>
・ 困窮する外国にルーツがある人々への生活相談
・ 働く先を失った外国にルーツがある人への就労支援
・外国にルーツがある人々をとりまく労働環境を支え改善するための活動
・ 外国にルーツがある子どもへの学習支援や学習環境の整備
・ 外国にルーツがある人々への医療ニーズ等への支援
・ 生活に必要な情報などの翻訳、通訳の支援
・ 居場所を失った外国にルーツがある人への居場所提供などの支援
・ 外国にルーツがある人々の孤立を防ぐ活動
・ 認知症等の高齢者を介護する外国にルーツのある人やその家族を支えるための支援
・ 困窮状態にある外国にルーツがある家庭への食糧や日用品配布を通じた支援
※ただし配布を主な目的とした活動は対象になりません。相談支援や学習支援など他の支援活動と組み合わせた活動は対象になります。
②共生促進プログラム
外国にルーツがある人々の孤立を防ぎ、地域で安心して暮らす、また地域を担う一員となる多文化共生社会を実現するための活動。
<主な支援活動の例>
・様々な国出身の外国にルーツがある人を含む地域住民の交流や相互理解を促進する活動
・地域の団体(社協、自治会、PTA等)や民間企業などが連携し外国にルーツがある人を含む地域共生を促進する活動
③中間支援・ネットワーク支援
外国にルーツがある人々を支援する団体の支援力向上や、つながりをつくる活動
<主な支援活動の例>
・外国にルーツがある人を支援する団体のネットワーキング活動
・ 外国にルーツがある人への支援手法の共有や学び合いの場づくり(例:学習支援手法、出身国別の支援方法、コミュニティ形成手法など)
・ 外国にルーツがある人を支援する人材育成や育成ツール開発事業
④調査研究プログラム
国内に在住する外国ルーツの人たちが抱えている、または直面している問題の明確化や課題解決の提言など、支援活動の発展に寄与する調査研究
<主な調査研究の例>
・外国にルーツがある人やコミュニティ、地域が抱える課題やニーズの調査・研究
・外国にルーツがある人を支援する団体が抱える課題や各団体が実践している支援手法の調査・研究
【助成額(助成総額は8,000万円を予定)】
1活動(事業)あたりの助成上限額は下記のとおりです。
①生活等支援プログラム・・・・・・・・・・300万円
②共生促進プログラム・・・・・・・・・・・100万円
③中間支援・ネットワーク支援プログラム・・200万円
④調査研究プログラム・・・・・・・・・・・200万円
【助成対象期間】
2023年10月~2024年9月
【応募締切】
2023年8月21日(月)必着
▶応募の詳細は、 中央共同募金会ホームページ をご覧ください。
社会福祉法人 中央共同募金会 基金事務部
外国にルーツがある人々への支援活動応援助成担当
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル5階
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