詳細資料_ひょうご・企業とNPOのパートナーシップ
企業やNPOに対し、企業とNPOの協働についてのアンケート調査を実施した。
回答企業98社(回収率5.2%)、NPO法人246団体(回収率12.9%)にとどまったが、その中では、企業・NPOともに、互いに協働を求めている団体が多数あるとともに、企業におけるNPOの活動に関する情報不足が明らかになり、より一層、企業とNPOが出会うきっかけづくりが求められていた。
■時期
平成25年6月~11月
■対象
兵庫県内商工会議所(神戸・西宮)(220社)
兵庫県経営者協会(500社)
兵庫県中小企業団体中央会(約900社)
その他関係企業等(約280社)
約1,900社に送付
■方法
紙面アンケート<協力団体文書発送時に合送>(約850社)
Webアンケート<協力団体メールマガジン会員>(約1,050社)
■有効回答
98社(回収率:5.2%)
ア 企業の社会貢献活動
現在、社会貢献活動をしている企業は、全体の84%、82社となっており、その活動分野は、「環境の保全」「子どもの健全育成」「学術・文化・芸術またはスポーツ振興」が多い。 また、現在、新たな社会貢献活動を考えている企業は、全体の45%、44社あり、「まちづくりの推進」「経済活動の活性化」「観光振興」「農山漁村または中産間地域の振興」などの分野を考えているが、最も多いのは「分野は決まっていない」であり、新たな社会貢献活動については模索中であることが伺える。
イ NPOとの協働
社会貢献活動をしている企業82社の中で、全体の44%、36社が、現在NPO等と協働している、または過去に協働したことがあった。
NPO等と協働していない、また過去にも協働したことがない45社の協働しない、しなかった理由は、「特に考えたことがない」「情報がなかった」など、NPOの活動に関する情報不足に起因するものが多かった。
現在社会貢献活動をしている、または新たな社会貢献事業を考えている企業86社の中で、今後、NPOとの協働について「考えている」企業は、全体の40%、34社あった。また、「わからない」も全体の37%、32社あり、NPOに関する情報不足が考えられる。
■実施時期
平成25年6月~9月
■対象
兵庫県所管 NPO法人 1,212団体
神戸市所管 NPO法人 692団体
計 1,904団体
■方法 紙面アンケート
(兵庫県所管分:協働推進室文書発送時に合送)
(神戸市所管分:郵送)
■有効回答
246団体(回収率:12.9%)
ア 企業との協働
現在、企業と協働で取組んでいるものがあるNPOは、全体の48%、118団体で、その内容は、協働しているNPOの半数が「寄附・助成金の受け入れ」をあげ、次いで「事業の共催」「物品や活動場所の提供」が多かった。(複数回答) また、今後、企業と協働して取り組みたいと考えているNPOは、全体の64%、159団体で、うち、現在企業とは協働していないが、協働したいと考えているNPOが53団体あった。 その具体的な内容は、企業との連携事業として、「講演会やセミナーの開催」、「イベントの開催」、相互の「スタッフインターンシップ」、「商品の共同開発」などがある。また、NPOが企業に対して提供できることとして、「講師派遣」「福利厚生の提案」など、逆に、NPOが企業にお願いしたいこととしては、現在も協働している内容と同じく、「寄附・助成金」、「活動場所の提供」などとなっている。
イ ひょうごボランタリープラザの支援内容
企業と協働するために必要なひょうごボランタリープラザの支援内容として、企業とNPOの出会いの場の設定、マッチング、コーディネート等の要望が多かった。
その他、企業が求めているものを知った上で、その要望に応じたものを提案したいというNPOもあり、また企業側もNPOからの要望により、協働することを検討したいという声があった。
企業等とNPO等が協働するきっかけづくりとして、出会いの場を提供した。
ひょうごボランタリーネットワーク会議(平成25年度)として開催した。
姫路
開催日:H26.2.23
開催場所:イーグレ姫路「ひめじおんまつり」
協働先(NPO):(特)コムサロン21
内容:企業&NPOのマッチングコーナーを設置
神戸
開催日: H26.2.26
開催場所: ひょうごボランタリープラザ
協働先(NPO):(認特)コミュニティー・サポートセンター神戸
内容:
(1)基調講演 「京都における企業・NPO・行政のパートナーシップの実際」(講師)龍谷大学政策学部准教授 深尾昌峰
(2)CS神戸の協働報告
(3)ワークショップ 参加者での意見交換
西宮
開催日: H26.3.15
開催場所:六湛寺公園「西宮NPOフェスティバル」
協働先(NPO):(特)コミュニティ事業支援ネット
内容:企業のブース出展とステージ上での企業PR