詳細資料_ひょうごボランタリー地域づくりネットワーク会議
県政150周年記念 平成29年度ひょうごボランタリー地域づくりネットワーク会議・ひょうごボランタリー基金助成事業報告会
ひょうごボランタリープラザでは、平成29年度ひょうごボランタリー基金助成事業の実施団体をはじめ、県内のボランタリー活動や地域づくり活動に取り組むさまざまな団体や県民が参加し、事例発表・意見交換を行うなど、各団体の連携を促進する地域づくりネットワーク会議・助成事業報告会を開催しました。
なお、NPO等による各地域での様々な活動を紹介することにより、各地域の特色を再認識するとともに、参加団体によるネットワークの形成により新たな兵庫づくりを考える機会となるものであることから、今年度は、県政150周年記念県民連携事業として実施しました。
日時:平成30年3月1日(木)13:00~17:30
場所:神戸クリスタルタワー3F クリスタルホール(神戸市中央区東川崎町1-1-3)
参加人数:124名(助成事業実施団体73名、企業11名、学校4名、行政9名、その他20名、選考委員会委員7名)
<内容>
・事例発表(29団体)と意見交換
・ポスターセッション(18の助成対象団体のほか、企業、大学等)
地域づくり活動NPO事業助成の採択団体27団体が、それぞれの活動の成果について4つの分野ごとにプレゼンテーションを行いました。成功事例だけでなく、上手くいかなかったこと、苦労したこと、今後の課題等も含めての発表に、会場に集まった100人を超える参加者は熱心に聞き入っていました。各分野ごとに意見交換の時間を設け、もっと詳しく知りたいと思ったことや、疑問に思ったこと等について、参加者と発表者が意見を交わし合いました。
-意見交換の一例-
質問:(カフェを営んで居場所を提供しているNPOへ)地域団体とはどのように付き合っているのか。
回答:自治会に当法人の賛助会員になってもらって情報交換をしている。今後は我々育成した人材を地域活動に還元できる仕組みを作りたい。
質問:(インターンシップで学生の社会力育成を行うNPOへ)活動の結果、学生達にどのような効果が現れたのか。
回答:社会人の話を聞いたり、地域と関わったりする機会を提供することで、長期インターンシップにチャレンジしようという前向きな姿勢が出てきた。
質問:(淡路島で活動する中間支援NPOに対し)支援する団体が増えてきたことは素晴らしいことだが、ばらばらになることはないか。
回答:それぞれの団体が強みを持っている。その強みを生かして互いにアドバイスし合うなどしてつながっていくことで協働の輪が広がっていける。
質問:(子どもと女性の支援を行うグループへ)社協とうまく連携しているが、そのコツは。
回答:難しいテーマと思われがちなので、笑いヨガなども取り入れて楽しく学べる場を提供している。それが評判になり、自然と社協や地域団体とつながりができた。
-事例発表参加団体-
子どもの健全育成・職業能力の開発・雇用拡大を図る活動等分野
農山漁村又は中山間地域の振興と文化・芸術の振興を図る活動等分野
まちづくり・環境保全・地域安全に関する分野
保健・医療・福祉・その他の活動に関する分野
助成団体からの成果報告以外に、企業2社にもNPOとの協働事例について発表を行っていただきました。
株式会社アイクラフト様は、地域貢献活動の実例という内容で、神戸市北区に拠点を置くNPO団体に協力し、設備の整備に出資をしたり、共同で六甲山での植樹活動を行ったりしていることをご報告いただきました。生活協同組合コープこうべ様は、NPOや地域活動者を助成・顕彰する制度を設けており、コープこうべ虹の賞を受賞した、日本在住の外国籍の方を支援する豊岡市のNPOとの協働について、コープ共済連の地域ささえあい助成を受けた、子育て支援等を行う姫路市のNPOとの協働についてご報告いただきました。
中間支援活動団体は、防災、地域づくり、ソーシャルビジネス等、ひょうごボランタリープラザの助成を受けている事業について、活動内容を掲示物で発表しました。また、9つの企業・団体、8つの学校にもご参加を頂き、日頃のCSR活動やボランティア活動の成果をご報告いただきました。
-ポスターセッション参加団体-
助成団体
出展企業 ・学校