詳細資料_災害救援ボランティア活動支援関係団体連絡会議
災害時における災害救援ボランティアが最大限の力を発揮できるよう、支援関係機関・団体が平時からの意見・情報交換、課題の検討等を行い、相互ネットワークを強化することによって、災害時においてそれぞれの持つ特性・資源・能力を活かした迅速かつ効果的な支援体制を構築するため「災害救援ボランティア活動支援関係団体連絡会議(以下「支援団体連絡会議」という。)」(委員長 室﨑益輝教授)を設置しています。
(令和元年度兵庫県・播磨広域合同防災訓練 たつの市災害ボランティアセンター設置・運営訓練への参加)
支援団体連絡会議では、兵庫県・播磨広域合同防災訓練において行われた「たつの市災害ボランティアセンター(たつの市社協)設置・運営訓練」に参加しました。
また今後の支援活動の参考とするため同防災訓練で実施された「避難所開設・運営訓練」等を見学しました。
日 時:令和元年年9月1日(日)10:00~12:00
場 所:たつの市立龍野体育館、たつの市揖保川左岸千鳥ヶ浜河川敷
内 容:災害ボランティアセンターの開設準備、ボランティア受付、マッチング、活動報告 等
避難所の物資搬送やプールの水を活用した生活用水確保等の「避難所開設・運営訓練」の見学
参加者:生活協同組合コープこうべ1名
ライオンズクラブ国際協会335-D地区43名
ひょうごボランタリープラザ 4名
これまでの災害の教訓も踏まえ、南海トラフ地震等の災害が県内で発生した際、県内外の災害ボランティアが最大限の力を発揮できるよう、9月5日(木)にクリスタルホールで支援団体連絡会議を開催し、今年度からひょうごボランタリープラザで取り組む「大規模災害ボランティア活動応援プロジェクト」や、「第2回大規模災害を想定した災害救援ボランティア連携訓練」等について協議を行いました。
また、県内で大規模災害が発生した際には「ひょうご災害ボランティア協働会議(はばタン会議)(仮称)」にて災害救援ボランティアに関する情報共有等を行うこととしており、多様な主体が参画する情報共有会議の意義や、平成29年7月九州北部豪雨災害における「情報共有会議」の事例についてご講義・ご報告いただきました。
日 時:令和元年9月5日(木)14:30~16:30
場 所:神戸クリスタルタワー3階 クリスタルホール(神戸市中央区東川崎町1-1-3)
出席者:39名
【開会】 ひょうごボランタリープラザ所長 高橋 守雄 挨拶
【議題】
(1) | 「大規模災害ボランティア活動応援プロジェクト」及び「ひょうご災害ボランティア協働会議(はばタン会議)(仮称)」についてア 大規模災害ボランティア活動応援プロジェクト大規模災害発生時に、被災者の生活の早期復旧、自立を支援するために被災地に駆け付けるボランティア活動を行う団体・グループを対象に、交通費・宿泊費の一部を助成(詳しくはこちら)イ ひょうご災害ボランティア協働会議(はばタン会議)(仮称)県内大規模災害発生時、県内外の社協、NPO、行政等の多様な支援主体が被災者ニーズや支援活動等の情報を共有し、効果的に支援活動を展開する体制を整備 |
(2) | 「第2回大規模災害を想定した災害ボランティア連携訓練」の実施について・日時:令和元年⒓月4日(水)10:00~17:10・場所:神戸クリスタルタワー3階クリスタルホール (神戸市中央区東川崎町1-1-3)・内容(検討案): 南海トラフ巨大地震の発生から1週間後を想定して実施災害図上訓練により被害を可視化し支援・受援の検討 内陸部や県北部から沿岸部への支援にも重点を置き、沿岸部(受援)、内陸部・県北部(支援)、県域(全体調整)に分かれてグループワークを実施・参加対象・人数:支援団体連絡会議構成員、市町・市区町社協・県民局県民センター職員、NPO、学識者等・約150名 |
(3) | 「情報共有会議」について①大規模災害、多様な主体が参加する情報共有会議について・全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD) 事務局長 明城徹也氏②平成29年7月九州北部豪雨災害における「情報共有会議」について・エフコープ生活協同組合 組織管掌補佐 菊竹 浩訓 氏 |
〔参考〕
支援団体連絡会議では、南海トラフ巨大地震に備え、平時から県市町災害対策本部・市町社協・NPO等が連携し、災害ボランティア支援の仕組みづくりや人材育成を促進するため、市町域、県域、県外との「つながり」を意識した災害ボランティア連携訓練に取り組んでいます。
第2回目となる今回の訓練では、阪神・淡路大震災25年記念事業に位置付け、被害の全体像が判明し本格的な被災地支援活動がスタートする発災1週間後の想定で、被災状況の分析、応援・受援内容の検討を中心として実施しました。
まず、東日本大震災における応援・受援の取組の紹介を通して、応援・受援体制の必要性を学び、その後、本格的な応援・受援内容を検討する基礎とするため、淡路から但馬までの県民局単位の地域でグループに分かれ、震度分布、浸水域等の被害状況を地図上に可視化し、支援拠点場所を検討する災害図上訓練(DIG)を行いました。
さらに、受援側(淡路及び瀬戸内海沿岸部)と応援側(県北部・内陸部)に分かれてカウンターパートを設定し、応援・受援内容を検討した後、「情報共有会議」を開催し、各地域で検討した内容を共有し、県域全体調整を行いました。
日 時:令和元年12月4日(水)10:00~17:10
場 所:神戸クリスタルタワー3階 クリスタルホール(神戸市中央区東川崎町1-1-3)
参加者:支援団体連絡会議構成員、市町・市町社協・県民局県民センター職員、NPO、学識者 等 68団体99名
【オープニング】
挨拶 ひょうごボランタリープラザ所長 高橋 守雄
趣旨・「兵庫県災害救援ボランティア活動支援関係団体連絡会議」の説明・オリエンテーション
【事例紹介(鼎談)】
「東日本大震災における応援と受援の取組」
ファシリテーター
神戸大学学生ボランティア支援室 ボランティアコーディネーター 東末 真紀 氏
事例報告者(登壇者)
ボランティア山形 代表理事 井上 肇 氏
米沢市避難者支援センター「おいで」 職員 上野 寛 氏
【訓練】
(1) 災害図上訓練(DIG)
(2) 応援、受援に分かれた訓練
ファシリテーター
被災地NGO恊働センター 代表 頼政 良太 氏
アドバイザー
神戸学院大学現代社会学部社会防災学科 教授 前林 清和 氏
全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD) 事務局長 明城 徹也 氏
日本ファシリテーション協会 杉村 郁雄 氏
ひょうご市民活動協議会(HYOGON)運営委員 野崎 隆一 氏
神戸まちづくり研究所 副理事長 松原 永季 氏
神戸まちづくり研究所 理事・事務局長 浅見 雅之 氏
(3)情報共有会議
司会
神戸まちづくり研究所 副理事長 松原 永季 氏
グラフィッカー
神戸まちづくり研究所 理事・事務局長 浅見 雅之 氏
アドバイザー
全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD) 事務局長 明城 徹也 氏
【講評】
兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究科 研究科長・教授 室﨑 益輝 氏
全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD) 事務局長 明城 徹也 氏
【交流会】