詳細資料_災害救援ボランティア活動支援関係団体連絡会議
災害時における災害救援ボランティアが最大限の力を発揮できるよう、支援関係機関・団体が平時からの意見・情報交換、課題の検討等を行い、相互ネットワークを強化することによって、災害時においてそれぞれの持つ特性・資源・能力を活かした迅速かつ効果的な支援体制を構築するため「災害救援ボランティア活動支援関係団体連絡会議(以下「支援団体連絡会議」という。)」(委員長 室﨑益輝教授)を設置しています。
9月20日(日) 支援団体連絡会議では、尼崎市立中央中学校をメイン会場として実施された合同防災訓練を見学しました。訓練は複数の会場で様々な訓練が展開され、このうち、重点訓練とされた避難所設置・運営訓練では、新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営が行われました。支援団体連絡会議においても、訓練で得られた課題を検討し、より良い避難所運営について考える良い機会となりました。
日 時:令和2年9月20日(日)10:00~12:00
場 所:尼崎市立中央中学校(尼崎市)
内 容:避難所における自然災害と感染症との「複合災害」への備えを確認するとともに、
避難所運営に係る行政職員と各支援団体との連携強化を図る。
参加者:ひょうごボランタリープラザ職員
これまでの災害の教訓も踏まえ、南海トラフ地震等の大規模災害が県内で発生した際、県内外の災害ボランティアが最大限の力を発揮できるよう、平時からのネットワーク強化を図るため10月7日(水) にクリスタルホールで支援団体連絡会議を開催しました。今年は、コロナ禍における自然災害発生時の災害支援取組事例等を通じ、各機関・団体の連携や支援のあり方について情報共有しました。また、12月に開催予定の「大規模災害を想定した災害ボランティア連携訓練」の実施内容についても意見交換を行いました。
日 時:令和2年10月7日(水)14:00~16:00
場 所:神戸クリスタルタワー3階 クリスタルホール
出席者:38人
【開 会】
挨 拶:ひょうごボランタリープラザ所長 高橋 守雄
【報 告】
「令和2年7月豪雨」の情報共有及び支援について
■全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)の取組について
〇全国災害ボランティア支援団体ネットワーク 事務局長 明城 徹也 氏
■被災地NGO恊働センターの取組について
〇被災地NGO恊働センター 代表 頼政 良太 氏
【情報提供】
■令和2年7月豪雨災害における被災地域の災害ボランティアセンター(VC)の設置・運営状況
■新型コロナウイルス感染が懸念される状況における災害ボランティアセンターの設置・運営等について
~全社協VCの考え方~
〇兵庫県社会福祉協議会地域福祉部 部長 戸田 達男 氏
【議 題】
「第3回大規模災害を想定した災害ボランティア連携訓練」の実施について
<参 考>
支援団体連絡会議では、南海トラフ巨大地震(大規模災害)等の自然災害に備え、県市町・市町社協・NPO等と連携し、平時からの災害ボランティア支援体制や人材育成を推進するため、市町域、県域、県外との「つながり」を意識した災害ボランティア連携訓練に取り組んでいます。
第3回となる今回の訓練では、コロナ禍における各機関・団体との連携による被災者支援対策について、南海トラフ巨大地震(大規模災害)等の発生から3日後を想定して実施しました。
今回は、コロナ感染症対策として、神戸と姫路の2ヵ所に会場を設けるとともに、講義部分をオンラインで配信しました。
日 時:令和2年12月15日(火)12:30~17:30
場 所:①神戸メイン会場
神戸クリスタルタワー3階クリスタルホール(神戸市中央区東川崎町1-1-3)
②姫路サテライト会場
姫路市民会館第6会議室(姫路市総社本町112)
③オンライン(Zoom)※講義部分のみ配信
参加者:支援団体連絡会議構成員、市町、市町社協、県民局県民センター職員、NPO、学識者 等
72団体118名
【挨 拶】
ひょうごボランタリープラザ所長 高橋 守雄
【講 義】「コロナ禍における自然災害発生時の被災者支援について」
■コロナ感染防止アドバイザーとしての活動、及び従来との県外支援の違いについて
〇特定非営利活動法人 NPO高知市民会議 理事 山﨑 水紀夫 氏
■コロナ禍における被災者支援の実情と課題、及び地元支援団体との連携
〇社会福祉法人 人吉市社会福祉協議会 事務局長 松岡 誠也 氏
■コロナ禍における各機関・団体との連携による被災者支援対策について
〇特定非営利活動法人 にいがた災害ボランティアネットワーク 理事長 李 仁鉄 氏
▷ファシリテーター
神戸大学学生ボランティア支援室 ボランティアコーディネーター 東末 真紀 氏
【訓 練】グループワーク
コロナ禍において発生した想定災害3パターンから一つを選択し、被災者支援プログラムを策定。
パターン①:南海トラフ地震を想定した都市部・沿岸部被害型
パターン②:南海トラフ地震を想定した郡部・沿岸部被害型
パターン③:山崎断層地震を想定した郡部・山間部被害型
▷ファシリテーター
被災地NGO協働センター 代表 頼政 良太 氏
▷神戸メイン会場 アドバイザー(五十音順)
〇関西国際大学経営学部経営学科 講師 田中 綾子 氏
〇神戸大学学生ボランティア支援室 ボランティアコーディネーター 東末 真紀 氏
〇兵庫県社会福祉協議会 地域福祉部 部長 戸田 達男 氏
〇神戸まちづくり研究所 理事長 野崎 隆一 氏
〇神戸学院大学 現在社会学部 社会防災学科 教授 前林 清和 氏
▷姫路サテライト会場 アドバイザー(五十音順)
〇神戸まちづくり研究所 理事・事務局長 浅見 雅之 氏
〇丹波市社会福祉協議会 事務局次長 松浪 豊 氏
【全体共有】
「被災者支援プログラムシート」をグループごとに発表。
【講 評】
兵庫県立大学大学院 減災復興政策研究所 研究科長・教授 室﨑 益輝 氏
神戸会場では連携訓練の休憩・会場転換の時間(14:00~14:15)を利用して兵庫県防災士会による「段ボールベッド設営デモンストレーション」等がありました。